HiNTセミナー 2009-2
R&Bパーク札幌大通サテライト(HiNT)では「科学技術の活用による商品開発」を目的として、
研究者・技術者と企業人の交流と連携を促進するため、
シーズ紹介セミナーをシリーズで開催中です。
つきましては、2009年度第2回目のセミナーを下記要領で開催いたしますので、
皆様のご参加をお待ちしております。
日 時: 2009年5月26日(火) 17:00〜18:00
場 所:
R&Bパーク札幌大通サテライト(札幌市中央区大通西5丁目 昭和ビル1階)
主 催: (独)産業技術総合研究所 北海道センター
申込先: 電話 011-219-3359 FAX 011-219-3351
メール info

hint-sapporo.jp
いずれかの方法で5月26日のセミナーに参加する旨と参加者のお名前、所属、連絡先電話番号をご連絡ください。
(注)上記@マークは文字としてコピー&ペーストができません。
講演者:
猪熊 壽(イノクマ ヒサシ) 教授(帯広畜産大学 臨床獣医学研究部門)
演 題: 牛の難診断疾患の臨床病理検索および生前診断法開発‐牛白血病発症マーカーとしての血清チミジンキナーゼ活性測定
要 旨:
帯広畜産大学では、牛海綿状脳症の検査を学内で実施可能であるという特色を生かし、
獣医臨床現場で問題となっている確定診断困難な病気の牛を学内に搬入し、
臨床および病理学的所見の蓄積を図り、感染症を含む難診断疾患の生前診断法確立を目指している。
牛の難診断疾患のなかでも、牛白血病は家畜伝染病予防法に基づく届出伝染病であり、近年発生数が増加傾向にある。
体表リンパ節腫大および異型リンパ球増多を示さない非定型的症例では臨床診断が困難であり、また小病変の場合にはと畜場でも見落としがちである。
このため現場では生前に牛白血病発症を確実に診断するためのマーカーが必要とされているが、現在のところ実用に供されているものはない。
今回の研究は牛白血病発症マーカーとして血清チミジンキナーゼ活性に注目し、
その特異性と感度を調査することによって血清チミジンキナーゼ活性測定の臨床的意義を明らかにしたものである。。
事務局コメント:
「牛の診察は大変だよ。体が大きいからというより、問診できないからね」
というような話を家畜保健所の獣医さんから伺ったことがあります。
言われてみればそのとおりで、患畜は「自覚症状」や「思い当たる原因」を語ってくれませんので、
その診断には「患者」に対する診断技術+αが必要となるのでしょう。
今回のお話しは「牛の伝染性白血病のマーカー」に関するものですが、
このようなマーカーの活用が進めば、
動物のお医者さんの嘆きもいくらか少なくなってくるのではないでしょうか。
猪熊先生のプロフィール(クリック)