(株)GEL-Design 代表取締役社長 附柴 裕之氏(33歳)

(有)亜麻公社 研究主任 内藤 大輔氏(32歳)。
「大事は即決、小事は情で動く」をモットーに活躍中。

有限会社亜麻公社「北海道産亜麻栽培の復活」をかけて、農工商一体のプロジェクトをけん引

農業大国・北海道に今新たな特産品が加わろうとしている。天然繊維として知られる麻の一種、亜麻(あま)である。実は北海道での亜麻栽培の歴史は明治時代まで遡り、かつては道内で85カ所もの亜麻工場があったという。この亜麻栽培の復活におよそ40年ぶりに取り組む会社が、有限会社亜麻公社だ。農家や大学など幅広い人脈を持つ同社は現在、北海道経済産業局の支援を受けて「北海道亜麻ルネサンスプロジェクト」を進行中。同社の前代表取締役であり現在は研究主任、また亜麻公社商品の販売会社である(株)北国生活社代表取締役の内藤大輔さんにこれまでの道のりをうかがった。

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新商品「亜麻仁油ドレッシング」も完成

こうしてさまざまな協力を得た亜麻公社は、2005年、「亜麻仁油サプリメント」の製造・販売をスタート。通信販売や店頭で<亜麻栽培の伝統をもつ北海道産亜麻を使用>を前面に押し出し、競争が激しいサプリメント市場での差別化を狙っている。

「お買い上げいただいたお客様からの嬉しい声も少しずつですが集まってきています。アンチエイジングを専門とされる東京のドクターも当社の商品を気に入ってくださるなど、品質には絶対的な自信があるので、1人でも多くの方にお試しいただきたいですね」。

亜麻公社の挑戦はさらに続く。同年には札幌市の「食のプロジェクト支援事業」の助成を受け、次なる新商品「亜麻仁油ドレッシング」の開発に着手。小樽商科大学ビジネススクールの学生と共に味やマーケティングの研究を重ねた結果、「練りごま」と「和風たまねぎ」の2種類が完成。2006年から試験販売を続けている。

「“産学官”と言うと、大学が持っている技術を商品に落とし込んでいくイメージをみなさん、お持ちかもしれませんが、当社の場合は専門知識を提供していただきながら一緒に作り上げていくスタイル。頭のいい人にはどんどん教えを請うという(笑)、亜麻公社流の“産学官”です」と、内藤さんは語る。

GEL・COOL 「北海道産亜麻仁油サプリメント」内容量1個82.8g(約1カ月分)/4,830円。ラベルには亜麻の花が描かれている。

「北海道産亜麻仁油ドレッシング」内容量1本145ml/1,995円。「練りごま」と「和風たまねぎ」の2種類あり。

「亜麻のふるさと、北海道」を目指して

亜麻公社の設立3年目となる2007年3月、北海道経済産業局から新たな支援を受け、「北海道亜麻ルネサンスプロジェクト」が始動した。

北海道の資源として亜麻栽培を復活させ、亜麻商品の企画・販売を通じて道内の農村地域および地域経済の活性化につなげる一大プロジェクトだ。

亜麻公社が中心となり、生産・栽培を担う大塚農場、そして亜麻商品の販売に取り組む(有)ウイズユー・コーポレーションの3企業が力を合わせ、北海道産亜麻ブランドの確立を目指す。

「手始めに亜麻の素晴らしさを広く発信するために、ホームページ『亜麻の里』を立ち上げました。これから内容をより充実させていく予定です」と、目を輝かせて語ってくれた内藤さん。

初夏になると、亜麻は美しい青紫色の花を咲かせる。北海道が「亜麻のふるさと」と呼ばれ、道内各地で青紫色の絨毯が広がるその日も、そう遠くはないようだ。

ジェルイメージ 「北海道亜麻ルネサンスプロジェクト」メンバー。写真左から内藤さん、大塚社長のご子息・慎太郎さん、大塚社長、ウイズユー・コーポレーション濱田社長

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有限会社亜麻公社
  • 代表者/代表取締役 橋本眞一
  • 従業員数/3名
  • 資本金/1,200万円
  • 設立/2004年2月10日
  • 事業内容/亜麻を利用した商品企画、開発、製造。亜麻を軸とした地域づくりの提案。
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