種なし果物生産の新しい技術

セミナーの日時 2009年9月8日
セミナーのタイトル 種なし果物生産の新しい技術
講演者 杉山 慶太(スギヤマ ケイタ)さん(北海道農業研究センター)
セミナーの紹介  これまでの種なしスイカは3倍体(普通は2倍体品種)の技術を利用したもので、生産者は3倍体の品種を栽培する必要があり、栽培が難しい、果実品質が良くないなどの理由からあまり普及しませんでした。

 そこで、部分不活化花粉(軟X線を照射した花粉)を授粉するだけで普通のスイカ品種(2倍体)を種なしスイカにする方法が開発されました。この種なし化技術は、通常の栽培方法にそのまま適応でき、どのような品種でもその特性をいかしたまま種なしスイカに変えることができます。

 この部分不活化花粉技術は、スイカ以外の果物にも応用が可能で、既に不活化花粉の授粉によって、柿やブンタンなどのカンキツ類では種なし果実が商品化されています。

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