大規模なゲノム情報を使って有用な化合物生産を高速にデザインする

セミナーの日時 2014年1月29日
セミナーのタイトル 大規模なゲノム情報を使って有用な化合物生産を高速にデザインする
講演者 梅村 舞子(ウメムラ マイコ)主任研究員(産業技術総合研究所
生物プロセス研究部門 生物システム工学研究グループ)
セミナーの紹介 微生物が生産する天然化合物は、医薬品などに広く利用されている。例えばカビは、ペニシリン(抗生物質)やロバスタチン(抗コレステロール剤)など様々な生理活性物質を産生する。しかし産業化という観点では、見出した微生物そのものでは十分な生産量が得られないことが多い。そこで従来は、微生物に突然変異を起こさせてそこから高生産株を探すという変異育種によって、十年近くかかって産業レベルの生産量を実現してきた。一方、生合成遺伝子を同定できれば、迅速な量産化と化合物の設計が可能になる。私達は、次世代シークエンサーの実用化により1ヶ月で得られるようになったカビのゲノム情報から、迅速・正確に目的の生合成遺伝子を同定する技術を開発したので、応用事例と合わせてご紹介する。

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