水分を含む軟材料から昆虫や農作物まで手軽にありのままの姿を高解像度で電子顕微鏡観察できるNanoSuit法

セミナーの日時 2017年1月18日
セミナーのタイトル 水分を含む軟材料から昆虫や農作物まで手軽にありのままの姿を高解像度で電子顕微鏡観察できるNanoSuit法
講演者 平井悠司(ヒライ ユウジ)専任講師(千歳科学技術大学応用科学生物学科)
セミナーの紹介 ショウジョウバエの幼虫などが体表にもつ粘性物質に、電子線等を照射することで得られるナノ薄膜が超高真空下でも物質内および生物体内の水分やガスの放出を抑制する表面保護効果を生み出す事が見出された。この表面保護効果を応用し、水分を含む軟材料や生きたままの生物に対する電子顕微鏡観察に適用する事に成功した(NanoSuit法)。本手法を用いれば、これまで直接観察できなかった含水材料表面や多様な生物の生きた状態での微細構造が解明できる可能性がある。本技術が材料科学や生命科学分野を含む様々な分野の発展に貢献できるものと期待している。
R&Bパーク札幌大通サテライト(HiNT)では「科学技術の活用による商品開発」を目的として、 研究者・技術者と企業人の交流と連携を促進するため、 シーズ紹介セミナーをシリーズで開催中です。 今回は、HiNTセミナー&産総研北海道センター講演会として、下記要領で開催いたしますので、 皆様のご参加をお待ちしております。

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