HiNTセミナー2013-7/第6回産総研北海道センター講演会「食品などに含まれる健康機能性物質の探索:病因の解明と機能性物質のスクリーニング」(札幌)

ハーブや食用植物、海藻等には多くの生理活性物質が含まれており、健康機能性物質として利用可能な物質が存在しています。たとえば脂肪細胞におけるアディポネクチン産生増強を指標に、ナツメグの実やウコン根茎より、脂肪の燃焼作用、動脈硬化抑制作用、脂肪細胞のインスリン感受性を高めてⅡ型糖尿病を抑制効果が期待される物質を見出しました。また、生体リズムを調節している時計遺伝子に対する作用を指標に、パッションフルーツ等に含まれるアルカロイドが生体リズム周期長を変動させることを見出しました。 このように、当研究グループで行っている、細胞を用いた測定系やラットを用いた血圧測定等による健康機能性物質の解析を中心に、アルツハイマー病等の病因ペプチド構造の解析等、新規健康機能性物質のスクリーニング方法の開発を含めてご紹介させていただきたいと思います。

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