2018年1月28日 HiNT
討論劇とワークショップ「二重らせんは未来をつむげるか? 〜討論劇で問うヒト受精卵へのゲノム編集の是非〜」(札幌)
2017年10月に閣議決定した「がん対策推進基本計画(第3期)」では、ビッグデータやAIを活用した「がんゲノム医療等」の推進が謳われています。そして、同年12月20日、政府の生命倫理専門調査会の専門家会議は、ゲノム編集でヒト受精卵を操作する研究について、基礎研究に限り条件付きで認める方針を盛り込んだ報告書を取りまとめました(朝日新聞 2017年12月20日)。このように狙った遺伝子を改変することができるゲノム編集技術の進展と医療への応用は著しいものがあります。今回、対話の場の創造実習は、札幌市資料館の刑事法廷展示室(旧札幌控訴院)にて、ヒト受精卵へのゲノム編集技術の利用を題材にした「討論劇」を実施します。その後、観客のみなさんとともに、実際に評決を出すワークショップを行います。