2019年7月27日 HiNT
第24回 北大人文学カフェ 「コンピュータは間違ってもいいの? ― 論理学から人工知能へ ― 」(札幌)
皆さんが家庭で使っているコンピュータ、最近よく耳にする「人工知能」という言葉。歴史を紐解けば、推論の正しさを研究する論理学がなければ、コンピュータも人工知能研究もなかったかもしれません。推論の正しさを研究、なんていうと、絶対に間違ってはいけない窮屈な感じがしてしまいますが、どんなふうにコンピュータの発想や、コンピュータに知能を与える発想がでてきたのでしょうか?この両方の問いに果敢に挑戦したのが論理学者・数学者であるアラン・チューリングです。彼によれば、コンピュータにはできないこともあるし、知的なことをする際には間違ってもよいそうです。チューリングはまるでコンピュータの優しい先生です。今回の人文学カフェでは、皆さんに少し手を動かしてもらい、論理学にも理解を深めながら、この「優しさ」の秘密に迫ってみましょう。