2022年12月6日 産業技術総合研究所
【オンライン】2022年度エネルギー・環境シンポジウムシリーズ「情報連携と無人選別システムが創る次世代資源循環」
欧州のサーキュラーエコノミー政策、カーボンニュートラル技術普及時の金属需要、資源ナショナリズムの台頭など様々な情勢の変化の下、天然資源と同等の高純度再生素材を供給し得る、次世代資源循環技術に期待が高まっています。2017年より、産総研/SUREコンソーシアムを中心にNEDOプロジェクト「高効率な資源循環システムを構築するためのリサイクル技術の研究開発事業」を実施してきており、高品位小型家電を対象として、3000種以上の製品を分解・破砕し、リチウムイオン電池やレアメタルを含む電子素子を、無人で選別・回収可能なシステムの基盤研究を終了いたしました。また、このシステムを利用した情報連携や、国内利用が可能なレアアースの精錬技術の開発も今年度終了いたします。本シンポジウムでは、次世代の資源循環社会構築に向け、有識者の方々に特別講演を頂くとともに、本NEDOプロジェクトで実施してきた研究成果の概要をご紹介いたします。