北のものづくりサポーター

北海道の産学官連携の要になる人々を紹介します

この記事の内容は取材日(2009年2月10日)時点のもので、現時点では組織構成などが変更されていることがあります。

上司が見つめる原田さん「情報共有の達人」

財団法人 釧路根室圏産業技術振興センター
釧路工業技術センター 
専務理事 センター長 酒井 昌宏さん

 原田くんは元がエンジニアという技術的なバックボーンに加えて、人とのつながりを大切にする細やかさも兼ね備えた人物です。一般的なビジネスの調整役とは一線を画し、“技術コーディネーター”として充分な資質を持っていると思います。

 活サンマの研究のときには早朝から小型漁船に乗りこみ、悪天候の日もイヤな顔ひとつせずに沖に向かっていた姿を見て、私にはとてもできないと感服しておりました。現場を大事にしている姿勢の表れなのでしょう。

 また、彼は非常に相談上手でもあります。決して一人で判断できないわけではないのですが、よくいろいろな情報を伝えてくれる。相談のように見えて、しっかりと情報共有をはかる原田くん独自の仕事スタイルです。今後も、“釧路工業技術センターに行けば原田がいる”とさらに名前が知れ渡るような活躍を期待しています。

同僚が見つめる原田さん「尊敬集める舵取り役」

財団法人 釧路根室圏産業技術振興センター
釧路工業技術センター 
技術開発課 主査 瀧本 文一さん

 今回の「北のものづくりサポーター」という新しいコーナーのトップバッターが原田さんだと聞いて「まさに適任だ!」と心の底から思います。同じ年齢でありセンター開設当初から一緒に働く私から見ても、相手を問わず丁寧な言葉遣いをするなど原田さんから学ぶことはありすぎるほど。みんなの尊敬を集める舵取り役です。

 「ひとりで悩まない方がいい」「どうしても出来ないことは出来ないと言った方が相手にも迷惑をかけない」、困った場面でかけてもらった原田語録はたくさんあります。

 私たち技術コーディネーターが企業様と同じ発想のままでは技術支援のお役に立てないですよね。原田さんは忙しいスケジュールの合間を縫ってでも見本市や展示会に出かけていく。私も見習って、あの豊かな発想と柔軟な判断力を身につけていきたいです。

財団法人 釧路根室圏産業技術振興センター
釧路工業技術センター

http://www.senkon-itc.jp/
〒084-0905 釧路市鳥取南7丁目2-23
TEL. 0154-55-5121 FAX. 0154-55-5161
代表者/専務理事 センター長 酒井昌宏
従業員数/12名
設立/平成14年10月1日
運営/財団法人 釧路根室圏産業技術振興センター

取材日:2009年2月10日 取材・文:佐藤優子

原田 隆行さん

「出来ないことは出来ないと言った方が相手にも迷惑をかけない」


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