北海道の産学官連携の要になる人々を紹介します
一般財団法人 旭川産業創造プラザ
さん
道内各地のキーマンを紹介してきた北のものづくりサポーター、道北エリアといえば、この人がいる。材料に詳しく、的確な情報収集力にも定評あり。民間時代に培ったスキルをすべて現在の仕事に注ぎ込み、第9回新機械振興賞の表彰式にも北海道で初めて地元企業を導いた。旭川産業ブラザの中川敏史さんがいてくれる。 (2017年8月10日)
国立大学法人北海道大学
さん
北海道大学で行われている専門研究と産業界を結ぶ橋渡し役。立場が異なる関係者をほがらかな笑顔でつなぐ産学連携マネージャーの城野理佳子さん。函館の水産学部にも足しげく通い、地域貢献の一助になればと奮闘中だ。きめ細やかな心配りと切れ味のいい判断力で、陸海のさまざまなプロジェクトを前進させていく。 (2013年2月12日)
帯広畜産大学地域連携推進センター
さん
日本の食料供給基地である北海道・十勝の帯広畜産大学は獣医農畜産の知が集まるプラットフォーム。実学を重視する研究活動で地域社会に貢献している。平成8年から産学官連携の窓口施設を置き、現在は地域連携推進センターとして活動中。「ベテランで巻き込み上手」の田中さんと「抜群のバランス感覚の持ち主」藤倉さん、地域を結ぶ二人のコーディネーターにご登場いただいた。 (2012年2月22日)
北海道立総合研究機構 森林研究本部 林産試験場
さん
林産試験場に勤続20年。機械工学科出身の技術力に定評がある八鍬明弘さん。取材当日も「“明日までに形にしてほしい”という急な依頼がありまして」とTシャツ姿で作業機械の前に立つ姿がなんとも頼もしい。道産木材の普及に努める“木の魅力案内人”は、よき相談相手であり腕のいい技術者でもあるのだ。 (2010年8月5日)
北海道立工業技術センター
さん
きっかけは鮭のとばだった。港町函館らしく、海産物の干物から「食品中の水」への興味がつのり、ついには乾燥技術を題材に博士号をも取得した研究員の小西靖之さん。「この分野で彼はおそらく国内第一人者。全国から問い合わせが来ています」と上司も認める専門知識と、「やりもしないでできないとは言わない」熱意が企業の信頼を呼び寄せる。 (2010年1月25日)
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
さん
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構、略称NEDO(ネド)のイノベーション・オフィサーと、北海道経済産業局 技術企画調査官。2つの公式な顔がつきあっているうちに親しみやすい「ヒゲの佐々木さん」という輪郭を結ぶ。支援するのは出口を見据えた技術開発。軽やかなフットワークに定評がある。 (2009年12月18日)
十勝圏振興センター
さん
取材中「私は裏方ですから」と何度も口にした。「本当はこういう取材を受ける立場でもないんです」と謙遜しながらも、室内中に明るい笑い声を響かせて楽しい取材に協力してくれた。十勝産業振興センターの看板コーディネーター、飛川剛さんは「一緒に仕事をするならこんな人」と思わせるほがらかな吸引力を持っていた。 (2009年3月23日)
社団法人 北見工業技術センター運営協会
さん
北見地域の中小企業を支援する北見市工業技術センタ—の進藤覚弥さんは、センターの大黒柱的な存在だ。「一番落ち着いて仕事ができるのは札幌出張のバスの中」と日々の忙しさを笑いとばす豪快さを持つ一方で、この取材のために複数の資料や履歴書をも用意していてくれる手際の良さは「さすが」の一言。勤務15年目を迎える進藤さんの歩みを振り返る。 (2009年2月20日)
釧路工業技術センター
さん
産学官連携のつなぎ手に焦点を当てる新企画のトップバッターに、「原田さんはまさに適任だと思います」と同僚は胸を張る。道東の港町・釧路を拠点とする釧路工業技術センターの原田隆行さんはときには漁師と共に船に乗り、ときには卵型のチーズづくりに奔走する。その柔らかな物腰の奥には技術コーディネーターとしてのブレない芯が通っている。 (2009年2月10日)