北のものづくりサポーター

北海道の産学官連携の要になる人々を紹介します

この記事の内容は取材日(2010年1月25日)時点のもので、現時点では組織構成などが変更されていることがあります。

 きっかけは鮭のとばだった。港町函館らしく、海産物の干物から「食品中の水」への興味がつのり、ついには乾燥技術を題材に博士号をも取得した研究員の小西靖之さん。「この分野で彼はおそらく国内第一人者。全国から問い合わせが来ています」と上司も認める専門知識と、「やりもしないでできないとは言わない」熱意が企業の信頼を呼び寄せる。

北海道立工業技術センター
研究開発部 プロジェクト推進科 科長

小西 靖之さん(47歳)

昭和37年北海道中札内村生まれ。北見工業大学社会人博士課程を修了。パロマ工業株式会社で研究職を務め、平成7年に北海道立工業技術センターに転職。

開港150周年、港町を支える食品加工業

 2009年に開港150周年を迎えた函館は日本屈指の港町(…次のページへ)

北のものづくりサポーター

 北海道各地において活躍する技術相談・支援ネットワークの要となる人物を紹介するコーナー。活動内容やこれまでの実績のほか、その人の「人となり」を掘り下げて紹介します。

産学官連携

 大学や研究機関などが持つ技術やノウハウを民間企業の活動に結びつけて、新たな製品を生み出したり既存の製品の改良を行おうとする試み。さらに公的機関の補助金プログラムの利用を支援するなどして、企業の研究開発を「学」+「官」で支援・促進する。

 民間企業にとっては研究開発に外部の資源を利用できるメリットがあり、また大学や研究機関にとっても実際の産業に則した研究を行うことができるというメリットがある。

 通常は、産(民間企業)と学(大学・研究機関)のマッチングを、官(公的機関・支援機関)が取り持つことで実現している。


お問い合わせ・相談申し込み

相談担当者スケジュール

【会員限定】施設利用