
北海道の産学官連携の要になる人々を紹介します
北海道大学で行われている専門研究と産業界を結ぶ橋渡し役。立場が異なる関係者をほがらかな笑顔でつなぐ産学連携マネージャーの城野理佳子さん。函館の水産学部にも足しげく通い、地域貢献の一助になればと奮闘中だ。きめ細やかな心配りと切れ味のいい判断力で、陸海のさまざまなプロジェクトを前進させていく。
国立大学法人北海道大学 産学連携本部 TLO部門
産学連携マネージャー
城野 理佳子さん
茨城県水戸市生まれ。東京農工大学生命工学科卒業。化成品メーカー、物質・材料研究機構、北大創成科学研究機構特定研究部門を経て平成20年から現職。北大工学研究科に社会人ドクターとして入学し、工学博士号を取得。
人口190万都市・札幌・札幌の都心部に広がる北海道大学は北海道唯一の総合大学。自然公園さながらの緑豊かなキャンパスに…【次のページへ】
北海道各地において活躍する技術相談・支援ネットワークの要となる人物を紹介するコーナー。活動内容やこれまでの実績のほか、その人の「人となり」を掘り下げて紹介します。
大学や研究機関などが持つ技術やノウハウを民間企業の活動に結びつけて、新たな製品を生み出したり既存の製品の改良を行おうとする試み。さらに公的機関の補助金プログラムの利用を支援するなどして、企業の研究開発を「学」+「官」で支援・促進する。
民間企業にとっては研究開発に外部の資源を利用できるメリットがあり、また大学や研究機関にとっても実際の産業に則した研究を行うことができるというメリットがある。
通常は、産(民間企業)と学(大学・研究機関)のマッチングを、官(公的機関・支援機関)が取り持つことで実現している。