北のものづくりサポーター

北海道の産学官連携の要になる人々を紹介します

この記事の内容は取材日(2010年8月5日)時点のもので、現時点では組織構成などが変更されていることがあります。

 林産試験場に勤続20年。機械工学科出身の技術力に定評がある八鍬明弘さん。取材当日も「“明日までに形にしてほしい”という急な依頼がありまして」とTシャツ姿で作業機械の前に立つ姿がなんとも頼もしい。道産木材の普及に努める“木の魅力案内人”は、よき相談相手であり腕のいい技術者でもあるのだ。

地方独立行政法人 北海道立総合研究機構
森林研究本部 林産試験場 企業支援部 技術支援グループ主査

八鍬 明弘(やくわ あきひろ)さん 49歳

昭和36年北海道北見市生まれ。北見工業大学工学部機械工学科卒業。三菱電機特機システム、富士通勤務を経て、平成2年から林産試験場に転職。

「地球にやさしい」木材に追い風

 昭和25年、北海道で唯一の林産研究機関として設立された林産試験場(…次のページへ)

北のものづくりサポーター

 北海道各地において活躍する技術相談・支援ネットワークの要となる人物を紹介するコーナー。活動内容やこれまでの実績のほか、その人の「人となり」を掘り下げて紹介します。

産学官連携

 大学や研究機関などが持つ技術やノウハウを民間企業の活動に結びつけて、新たな製品を生み出したり既存の製品の改良を行おうとする試み。さらに公的機関の補助金プログラムの利用を支援するなどして、企業の研究開発を「学」+「官」で支援・促進する。

 民間企業にとっては研究開発に外部の資源を利用できるメリットがあり、また大学や研究機関にとっても実際の産業に則した研究を行うことができるというメリットがある。

 通常は、産(民間企業)と学(大学・研究機関)のマッチングを、官(公的機関・支援機関)が取り持つことで実現している。


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